マンガ「最強陰陽師の異世界転生記」セイカ・ランプローグ(玖峨晴嘉)の名言・台詞をまとめていきます。
最強陰陽師の異世界転生記
1巻
「思えばすべて仕組まれていたのだろう」
「弟子たちを人質に取られたことも、朝廷を敵に回さなければならなくなったことも」
「そして、泣きながらぼくを討つに至ったあの子(愛弟子)のことも」
「歴代最強の陰陽師と謳われたぼくでも、力だけでは限界があった」
「ぼくに足りなかったものが、今でははっきりわかる」
「『狡猾さ』だ」
「──次はうまくやる」
「今度は失敗しない。次の生こそ、ぼくは──」
「魔力のない人間として(転生した)。でも別に問題はない」
「この体には、魔力の代わりに呪力があふれている」
「相手と直接向かい合う状況を想定した戦闘魔法…」
「呪いや占いが主役だった前世とは、だいぶ違って武術に近い」
「なんというか…もったいないな」
「世界は強者ほど死にやすい。目立つ者は目の敵にされるからだ」
「だから、今ぼくの呪いを見せることは正直したくない」
「だけど弱い者は奪われ続けるのも真理だ」
「ここらで最低限の力を見せるのもいいだろう」
「(全然ダメ?) そんなことないよ。イーファだって特別でしょ?」
「君、普通の人には見えないものが見えてない?」
「…ぼくも運がいい」
「この子では少し力不足だろうけど、仲間はいた方がいい」
「(モンスター?) ぼくはまだ引けない」
「なんだ今の? 人魂がイーファを守った…?」
「いや…人魂にそんな意思があるとは思えない」
「となるとあれは…イーファ自身がやったことか!」
「…いいね」
「──いいね、望んだ展開だ」
「イーファ。もし君がぼくと一緒に(魔法学園に)来たいと思うなら」
「窓の外へ全力で人魂の炎を放つといい」
「──笑える。たまたまなわけないだろう」
「前世のような覇道を行くつもりはない。目立たず上手に立ち回り、望む物を手にする」
「それがきっと賢い生き方だと思うから」
「前世でぼくに足りなかった狡猾さって、たぶんこういうことでいいんだよね?」
「少し驚いた。髮の色こそ違うが、よく似ていたから」
「ぼくを殺したあの子に──」
「弟子の成長は心に来るな…」
「(試験は)容赦なく無慈悲に的を破壊した、イーファの冷酷な判断が良かったんだ」
「怪し夜の 月照らす野に 人遭はば 人でなしとて 気ぞ清しけれ」
「これ師匠が詠んだ歌なんだ」
「月が怪しいほど美しい夜に会ったならば、それが化生であったとしても気分が良いものだ」
「そんな意味だよ」
「勇者と魔王は実在した…?」
「おとぎ話は本当だったってことか…?」
「言っただろう?」
「何をもう終わった気でいるんだ?」
「最強ねぇ…くだらないよ」
「世界を動かしているのは、力の強い者か? 武芸に秀でた者か?」
「いや違う。力とは数だ」
「強さとは、それを操る狡猾さだ」
「個人の暴力なんて、世界にとっては取るに足らないよ」
「では宴(えん)もたけなわではあるけれど、ここらでお開きだ」
「其の方の体をもってして、ぼくの下僕の馳走とし、この饗宴を締めようか」
「召命──蛟(みずち)」
「ドラゴンじゃない、龍だよ」
「いくら自分が強くても最後には周りに引きずり倒され、押し潰される」
「それをぼくは身をもって知っている」
「だから必要だった。だからこの学園に来た、探すために」
「ぼくの代わりに最強になってくれる者を」
「イーファでは力不足だったけど、勇者なら申し分ない」
「彼女の仲間になろう、信頼できる仲間に」
「最後には彼女も押し潰されるかもしれない。だけどぼくはそれを悲しめば済む」
「今度こそ、ぼくは幸せになれるんだ」
「もしかしたら、また魔族が襲ってくるかもしれない」
「でも大丈夫だよ、アミュ」
「魔王とかいうのを倒してでも、ぼくが君を最強にしてあげるからね」
2巻
「ぼくの今生での人生計画は、とてもシンプルだ」
「勇者の仲間になり、その傘下で甘い蜜を吸う」
「我ながらすばらしく小者くさくて、ナイスな計画だ」
「よくよく思い出してみると、ぼくは前世で自分から友人を作ったことがない」
「友達になるってどうすればいいんだ?」
「あれ…?」
「ぼくってもしかして、コミュ症?」
「もういいや、めんどくさ」
「無暗に敵ばかり作ってると、そのうち痛い目見ると思うよ」
「前世の魔術は『呪い』こそが主役の一つだった」
「はるか遠くから病に偽装し殺せる術…対人に限ればこれほど強力な術もない」
「これが未発達だなんて…文化が違えば、魔術も違うもんだな」
「違う違う、ただ友達になりたいだけだよ」
「それは…強いからさ」
「…悪いけど、イーファじゃあ力不足かな」
「君は想像できるかい?」
「自分が多くの人に称えられ恐れられ、その強さにすり寄られる姿を」
「あの子はいずれそうなる。それだけの才能があるんだ」
「ああいう悪目立ちは、実は嫌いではないんだけど」
「ぼくの悪い癖だな」
「…割と絶望的な状況だなぁ」
「自分では探せない場所もあるだろ」
「いや別に、見せろなんて言ってないからね?」
「は? 誰だよ、そいつら」
「本当は情を移したくないだけだ。いつ切り捨てることになってもいいように」
「ぼくは生まれ変わっても、人間を信用していない」
「生命は皆、子を残して次の世代に繋ぐものだ。では、どんな子を残すべきか」
「(強い子?) 多様な子だよ」
「アミュの求められる環境は、まだ来てないだけだよ」
「(死ぬまで来ない?) それでもいいんだよ。アミュがいた意味はあったから」
「争いの世に備えてたっていうね」
「よし! 行こう、アミュ!」
「ぼく冒険するの初めてなんだ。どうせなら楽しもう!」
「ぼくらならモンスターなんて敵じゃないよ」
「(倒す自信?) アミュとならね」
「アミュは注意を引いてくれるおかげで、戦闘中でも術が使いやすい」
「前世でも武者と術士が協力すれば、妖怪退治もしやすかったのかな…」
「(いつでも脱出できた?) せっかくだし、楽しみたかったんだよ」
「あとは──アミュに経験を積んでほしかった」
「いずれ最強になってもらうために──」
「(冒険者になったら) また冒険に行こうか!」
「今度はちゃんと準備もして」
「どんな条件であろうと、ばれてしまえばこの通りです」
「呪いは返されると何倍もの威力となって、術者へ押しかかる危険な術なんです」
「決して遠くから安全に行使できる術じゃない」
「先生がうまくいってたのは、単にこの世界で広まってなかっただけです」
「対策が生み出されれば、一気に陳腐化する」
「呪いは陰陽師の専門なんでね」
最後まで読んで頂きありがとうございました。