マンガ「アリスと蔵六」の名言・台詞をまとめていきます。
アリスと蔵六
1巻
「お前さんらと慣れ合うつもりはないと何度も言っとるだろう。おれは曲がったことが大嫌いなんだ」(樫村蔵六)
「……お、お前……お前もしかしてあのとき私に話かけたやつか」
「なんだ…ちがうな…ただの知らない人間だ」
「……ないよ、あるわけがない」(樫村紗名)
「おいお前、いまから私と取引しないか。うんと言えばお前の願いごとを私がなんでも叶えてやる。なんでもだぞ、どうだ?」(紗名)
「……なんだそりゃ、マンガか?」(蔵六)
「……くそ…一人じゃこんなになんにもできないなんて……」(紗名)
「家なんかない。あるのはひどい牢屋みたいなとこだ」(紗名)
「あのなあ、お嬢ちゃん。ひとの車のなかにいきなり入ってきて、その態度はなんだね。おれはそういう曲がったことが大嫌いなんだ」
「人になにか話があるんなら勿体ぶらずにきちんと話せ。それが礼儀ってもんだぞ」(蔵六)
「……これは”鏡の門(ルッキングラス)”。私が想像すれば、どんな願いだって叶う」
「──私たちは”アリスの夢”。バケモノだそうだ」(紗名)
「降りてくれ──さっきから理屈はさっぱり分からんがね。ここで何やらドカドカやられたら大勢の迷惑だ」
「ありゃお前さんの顔見知りなんだろう。他人様を巻き込むんじゃない」(蔵六)
「”赤の女王(クイーン)”か。そうとも、私はバケモノの王様だ。あいつの言うことなんか聞かない」(紗名)
「私は人間なんだ。実験動物なんかにはならない。”研究所”なんか、私がこの手で終わらせてやる」(紗名)
「いい加減にしろ、手前ェら!! 人様を巻き込んでどういう了見だこの騒ぎァ、ええ!?」(蔵六)
「私はお前が気に入った!! お前を私の家来にしてやろう樫村蔵六、喜ぶがいい……」(紗名)
「勘違いするなよ。同情はしてやるが甘やかしはせん。それからもう一つ、あの妙な力は金輪際使うな」
「ガキが粋がってオモチャ振り回して喜んでるんじゃねえ」
「おれは曲がったことが大嫌いなんだ。取引だの願い事だのにも興味はない。人間てめえの手の届く範囲のことだけきっちり考えればいいんだ」(蔵六)
「イメージって余計な情報に簡単に左右されますから、『自由な想像』を能力として使いこなすのってじつは難しいんです」(ミリアム・C・タチバナ)
「怖くて痛くて苦しくて、それで”研究所”から逃げた」
「けど、ときどき今でもわからなくなるんだ。自分が誰なのか、”ワンダーランド”から出たら自分が自分でなくなるんじゃないか」(紗名)
「……わ……わざとじゃない」(紗名)
「んな事ァ訊いてねえんだよ。まずはひと言ごめんなさいだろうが! あ!?」(蔵六)
「そんな(わざとじゃない)事は分かっとる。だが悪気があろうと無かろうと、やった事は同じだ」(蔵六)
「──そうこれは、かけがえのない私の大切な家族の話だ」(紗名)
2巻
「笑顔もずっと頬に貼りついているなら無表情と同じだ」(ミリアム)
「正体が何であれ、利用できるものなら何でも利用するのが人間ですから」(ミリアム)
「私が興味があるのは、この先の世界だけです。彼を取り戻すことができるなら…私は相手が悪魔だろうと利用する」(ミリアム)
「なんだ、またここに来たのか。あんまり何度も私と話すのは反則だと思うぞ」
「私か? うーん…そうだな…私はきみがしらないカッコいいお姉さんだ」(カッコいいお姉さん)
「自分が何者なのかわかってる人なんて、ほとんど居ないさ。いい年をした大人だって──私だってまだ探してる最中だ」(お姉さん)
「でも、私はツイてたんだよ。わからなくてもちゃんと教えてくれる人がまわりに居た。君にも居るはずだ、呼んでみるといい」(お姉さん)
「おれは花屋だ。体力と腕っぷしじゃ、まだまだ若いのにひけは取らんぞ」(蔵六)
「わかるだろ。私は、本当にバケモノだったんだ」(紗名)
「もう嫌なんだ。痛いのも…怖いのも…それに私が居るせいで、蔵六や早苗がいやな目に遭うのはもっと嫌だ」
「それが私が人間になりたかったせいなら、私なんかもういらない。こんな嫌な気持ちになるんなら、外なんかに出るんじゃなかった」
「ごめんな…蔵六。私、もう帰るよ。ありがとう…ごはんおいしかった」(紗名)
「──あのなあ、お前さんが人じゃなかったとして、それが何なんだ? 馬鹿なことばかり抜かすな。いいから一緒に帰るぞ、紗名」(蔵六)
「けっ…けど~~おじいちゃんは~~そうやってなんでもひとりで決めちゃうのは~~よくないと思いますっ」
「もっと~~ひとりだけの家族を大切にしてくださいっ。これから~~2人になるんならなおさらです、以上」(樫村早苗)
「たしかにこの子は危なっかしい、常識の範囲外だ」
「でもなあ、そんなのは誰にでもあることだろう。知らないことはこれから覚えられるし、間違ったら反省して次からは直せる」
「この子はそれができる子だ」(蔵六)
「(バケモノ)だからどうした。無理すんな、しんどい時は誰かと一緒に居るもんだ」
「だいたいな、どんな理屈があろうと、こんな乱暴な連中のところに居てやる道理はない」
「お前さんは外になにがあるのか見たくて出てきたんだろう? だったらそうしろ、言ったことは曲げるな」
「──おれはな、曲がったことが大っっ嫌いなんだ」(蔵六)
「おい……蔵六、大丈夫だ。蔵六が大丈夫って言ってくれた、だからもう大丈夫だ」
「ううん、違うぞ。今度は私が蔵六を助けるんだ」
3巻
「だったら…いっそ本当の魔女になったほうがずっと楽だわ。人食いグマは、もう山に戻してはもらえないのよ」(敷島羽鳥)
「予定は予定ですわ!! まずは全身で楽しむのです」(雛霧あさひ)
「人の気持ちなんかわかるか!! 自分のことだってわからん!! けどなんかモシャモシャするんだ、教えろ!!」(紗名)
「ああ神様、ここまでくればおろかな私にも分かります。つまりあなたはこうおっしゃりたいのですね」
「最初から全部なにもかも──間違っているのはおまえの方なのだ」(羽鳥)
「いいんだ。はあちゃんが決めたんなら、ぼくははあちゃんと一緒がいい」(美浦歩)
4巻
「その日、私はたぶん生まれて初めてほんとに怒った」(紗名)
「うるさい!! わざとじゃなくたって、ダメなことはダメなんだぞ!!」(紗名)
「やっぱり家出の計画は中止する。どこに行っても誰かが私の魔法で傷つくんだもの」(羽鳥)
「説教が終わったらいきなりこれだ。まったくこの歳になっても、子供ってのはよく分からん」(蔵六)
5巻
「本当のことを言ってない人は、どんなにごまかしたってすぐに分かるものよ」(羽鳥)
「そうね、私は分かってて悪い子になったのよ。あなたにどうにかできるの?」(羽鳥)
「納得いかん! 私はモシャモシャしたままなのはイヤなんだ! ダメだ!」(紗名)
「”ワンダーランド”は知りたがってるんだ──世界がなにでできてるのか…」
「もしかしたら…”鏡の門”は”ワンダーランド”がそのために開けたのぞき穴なんだ」
「”ワンダーランド”ははじめ…たぶんこの部屋よりちょっと広いくらいの大きさだった。けど……そのうち宇宙になると思う」(紗名)
「じゃあ…あれはきっとなにか素敵なことを覚えたのね、この世界が。すごくヘンだしすごく意味もわからないけど、綺麗だもの」(羽鳥)
「……あ…あのな……おまえは……う──…おこるかもしれないけど……」
「おまえは…いてもいいやつだと思う」(紗名)
「あのな…いたほうがいいやつとか、いないほうがいいやつとか、そういうのはたぶん…無いんだ…」(紗名)
「あのな、私は……”ワンダーランド”を出てから好きなものがいっぱい増えた」
「いろんな人がいたし、友達とも仲直りしたし、おいしいとか、おもしろいとか、うきうきするとか、イヤだけど…なぜか頭からはなれないとか」
「もしかしたら私のなかのそういうモシャモシャは、ほんとはぜんぶ合ってなくていらないものなのかもしれない。証拠なんてないんだ」
「でも──いるんだ、私には。だからいるって言いはることにしてるんだ」(紗名)
「あの子は…いま、それまで全然知らなかったことやわからないもの、初めて見るものに取り囲まれて、ひとつひとつそれにぶつかりながら、なんとか付き合い方をわかろうとしてる」
「考えてみたらおれもずうっとそうやって生きてきたなあと思ってな。いろんな人に助けられてきたから、これまでやってこられた」
「いただいたものはだれかにお返ししなくちゃならん」(蔵六)
「たしかにお前さんたちは償わなきゃならんな…それは変わらん。だがきちんと味方は居る」(蔵六)
最後まで読んで頂きありがとうございました。