アニメ「美少年探偵団」瞳島眉美の名言・台詞をまとめていきます。
美少年探偵団
1話
「『きみの意見には反対だが、しかしきみが意見を述べる権利は死んでも守る』。フランスの思想家、ヴォルテールの言葉だ」
「はっきりと反対を表明した上で、意見を戦わせることは一切しない。議論のテーブルにつくつもりは全く無いと宣言するのだから、生かさず殺さずとは、まさにこのこと」
「私の意見も、そんな風に潰された。否、意見ではなく、あれは夢というべきか? だからこれは、私・瞳島眉美が、夢を諦めるまでの物語だ」
「しかし、あの少年ならば、あの美少年ならば、きっとこういうのだろう」
「『夢を追うことは美しい。だが、夢を諦めることもまた、同様に美しい。ただし、自ら諦めた場合に限るがね』」
「全くあの美少年、言うことだけはかっこいいのだ。最後になったが、ヴォルテールの完全なる名言に、不遜ながら一つだけ注意書きを添えておこう。人は、死んだら何も、守れない」
「美しい! だけどやっぱり、それは、私が望む星空とは違った」
「言った、完全に言った。美しい僕って……」
「番長と生徒会長と天使長と理事長を従える団長は、そう名乗った……それは、初めて聞く名前で、初めて見る生徒で、私の知らない……美少年だった」
「私、美形って嫌いなの! ちょっとかっこいいからって、何でもかんでも思い通りになるなんて、勘違いしないでね!?」
「やってしまった……しかし、言ってやった!」
「私、星を探しているの……10年前からずっと」
「私はずっと、星を探してきた、ある星を。10年前に見た、あの星を」
2話
「双頭院くんは、私の夢を美しいと言った。美しいだなんて、私の悩みをそんなキレイな言葉で飾らないで欲しいと思った」
「私の悩みは、私の夢は、あなたの暇つぶしの道具じゃないと。けれど、本当の気持ちはそうじゃない。私は自分の夢を小馬鹿にするどころか、醜い……とさえ思っているのだ」
「訳が分からない、どころの話じゃない!? いったい、何が起こってるんだぁ!?」
「何かを間違っていたのだ。きっと、私は……何かを間違え、10年間を棒に振ったのだ」
「だから、どんな結論が導き出されたとしても、咲口先輩のせいになんてしない。美少年探偵団のせいになんてしない」
「どんな結論も、どんな推理も、間違え続けた私の責任として、受け止める」
「何なんだ、この人達は? 何でこの状況で笑っていられる?」
「美少年探偵団……ダメだ、嬉しい……一緒にいてくれることが、嬉しい。味方でいてくれることが、嬉しい……」
「仕上げられるの?」
「はっ……仕上げられた!?」
3話
「ここに到ってとうとう確信した。双頭院学……こいつは、本物のバカだ!」
「将来がかかっている? それがどうした? 命がかかっている時でさえ、すぐにこう答えた奴を、私は知っている。その生き方は、美しくない!」
「双頭院くんに会ったら、最初に言うことは決めていた」
「ねえ、双頭院くん。団員は随時募集しているって言っていたよね。じゃあ、私を美少年探偵団に入れてくれないかしら?」
「双頭院くんなら、私の目の使い方を教えてくれるんじゃないかって思って。私の目を、正しく使ってくれるんじゃないかって思って……」
「いえ。正しくじゃなくって……美しく!」
「14歳になった最初の日、このように私は、少しだけ誇らしく、少しだけ美しく……私の夢を、諦めたのだった」
4話
「人に勝手な二つ名を付けるな。何だよ『美観のマユミ』って!?」
「ほどほどに不安なうなずきだった……」
「そんな息の合ったチームワークを見るたび、そこに私の割り込む余地なんて無いように思え、引け目を感じずにはいられないのだけれど……」
「しかし、今の私は、芸術家のおかげさまで、たとえ側だけであれ、美少年である。美観のマユミだ。そして、チームでいよう」
「私が……私だけが、気づいた、見えた」
「こんなのイカサマじゃん!」
5話
「考えなければ……考えなければ……考えて考えて考えて考えなければ……」
「私は、何を見逃している? 私に見えているものは何で、私に見えていないものは何なんだ? 向き合うべきは何だ!?」
「知らなければ、見えない景色がある。見えていても、見えないものがある。見えていないんじゃなくて、見えているけれど、気づいていないんだとすれば……」
「見ながらにして見えていなかった。ただひと度気づいてしまえば、もう遠慮する必要なんてなかった。許すまじ!」
「美学とペテンの勝負は、少年心と遊び心の対決は、探偵団と支配人との抗争は、あるいはここから、本格化するのかもしれない?」
6話
「仲間……それは私が、通信機器以上に、長年飢えていたものだった……」
「見たままを描いても、人によって違う絵になる。だから、芸術が成立するんだって言い方も出来る訳で……」
「極限すれば、歴史的な名作を鑑賞するっていうのは、天才の目を通した世界を見るってことなのかもしれない」
「しまった……あまりにもらしくないことを言って唖然とさせてしまった」
7話
「じゃあ、いろんなものが無駄に見えてしまう私には、大切なものが人よりも、少なくなってしまうのだろうか?」
「見えたものは見えたって言うし。あの子達の前では、私はそういう私でいいと思うの」
「美しい和睦……もちろん、そんなものじゃないからこそ、そんなものにしなければならない。美しいものに、しなければならない」
「ならば、私がするべきは、謝罪でも無ければ、気遣いでも無い、推理だ。リーダーの期待に応えるにたる、美少年探偵団のメンバーとしての、推理でしかない」
8話
「不良くんの極悪なお顔を見て、こんなに安らぐことがあるなんて。今までいつか一泡吹かせてやるって思ってたことを謝りたい!」
「会長くん……だけどそんな呼び方したら、なめてることがバレない?」
「あ、あの……咲口先輩。こんなことを突然言われたら、ビックリされるかもしれませんけれど……でも、もう我慢できないんです。咲口先輩じゃないとダメなんです」
「私の気持ちを、聞いていただけますか!?」
「あれ? 何だか告白しようとしているみたいになってる? 違います違います! 咲口先輩は確かに美形ですが、私の好みでは全くありません!」
「はい? 友達なら私もいませんけど……」
9話
「こうしてじっくりと話を聞いてみると……あの子にも事情が……」
「たいして印象変わらねえな。むしろ単純なヤバさだけなら増大したような気もする」
「私がクズで残念だったな、百合花ちゃん」
「湖滝ちゃんがかわいそうだと、そう思っていることがバレたみたいな気持ちになった」
「家柄とかは、正直しらん。1人の女の子だ。極めて悪質で、計算高くて、愚かしくて、性格がねじくれていて、暴力的で毒舌で腹黒い。いいところなんて一つも無い、1人の女の子だ」
「でも、だからって……見捨てていいってことにはならないよね?」
「私は、美観のマユミですよ」
「これじゃあダメだよ、リーダー。好きな人や善人しか助けちゃダメな世の中が、美しい訳ないんだもの。嫌いなクズでも、助けていいでしょ!」
「あるはずなんだ。現実に即した解決策が」
10話
「間違っても……間違ってもこの私が、こんな私が、私ごときが、私程度が、私なんかが……」
「つまり私が、時期生徒会長に立候補するはめになるなんて……」
「そんな脅しに屈するべきじゃありませんよ。きっと、執行部のメンバーは、危険を顧みずに、立候補してくれるはずです! 私だったら、間違いなくそうします!」
「こういうのを、感情に流されたという……」
「私が全幅の信頼を置ける後輩だから、ここぞという所で頼りたくなる気持ちは分かりますけれど!?」
「いけないいけない!」
「美少年探偵団のメンバーになったことで、私は、自分まで特別な人間になった気分にひたり、いわゆる普通の中学生を、どこかで下に見てしまっているのだとしたら……これは大問題だ!」
「いかにも男子中学生だなんて、そんなの男子中学生なら当たり前じゃないか!?」
「教科書を見せてもらったお礼に、彼を、ランチにでも誘おうかと思った。けれど……すんでの所で思い留まった。何となく、嫌な感じがしたのだ……」
「そんないつもの決め台詞をいうリーダーだったけれど、この場合、彼に無いのは学では無く、悪意かもしれなかった……」
11話
「私も今はこうやってクズキャラで通していますけれど、高校生になったらそんなことを忘れちゃうんでしょうか?」
「待ってて、長縄さん。不良とクズとが、お見舞いに行くよ!」
「不良くん。私は君のことを、実直で嘘のつけない不良くんだとばかり思っていたよ。二度と信用しないからな」
12話
「ううん、止めない! 絶対、止めない! こんなのは子供の遊びなんだから……だから、ここでは止められない!」
「ここで止めたら、美しくないし、少年でもないし、探偵でもない。そして何より……私達じゃない……」
「我慢ならなかった……双頭院学の口から、もう止めようか、なんて言葉が出るのだけは、許せなかった」
「私のせいで、私のために、不良くんや、先輩くんや、生足くんや、天才児くんが、リーダーの発言を我慢するだなんて……絶対に我慢ならない」
「そりゃ、いつかは卒業するだろう……子供の遊びは終わるだろう……だけど、それは今じゃない」
「卑劣なひき逃げ犯に屈することで成長してどうする! 美学の学が、負けから学んじゃダメだろ! 学ぶなら、美しさから、でしょ!?」
「常識よりも、良識よりも、美意識、でしょ!? 違う、リーダー!?」
「学園の運営方針とやらのために、命まで賭ける気はさらさらないけれど……私は、いけ好かない美少年どもに守ってもらうために、この美術室にいる訳じゃない!」
「お姫様じゃない! 私も、美少年だ!!」
「私だけでよかった、と素直に思った。あの気のいい連中は、こんな毒牙を知らなくていい」
「私を信任してくれた人達に、自分には見る目が無かったなんて思わせない。クズはクズでも、キラキラきらめく、星屑になろう」
「そんな風に、結構な含羞を込めて昔を語るためにも、私達は、いつか思い出になる今を、生きなければならない。美しく、生きなければならない」
「かけがえのない今に乾杯! 今しかない今に、今だからこそ」
最後まで読んで頂きありがとうございました。
美少年探偵団 全11巻 (Kindle)