マンガ「永遠の0(ゼロ)2巻」の名言・台詞をまとめていきます。
永遠の0(ゼロ)2巻
「零戦の正式名称はね、三菱零式艦上戦闘機。名馬は千里を走って千里を帰るっていうけれど……零戦こそまさに名馬だったのね!」
「三千キロを越す長大な航続距離、卓越した格闘性能。零戦はこのすべてを兼ね備えた、無敵の戦闘機なのよ!」(佐伯慶子)
「戦争の体験は決して自慢出来るもんじゃあありませんが……ワシは今でも零戦に乗って大空を駆け巡った事は……人生の誇りにしとります」(伊藤寛次)
「確かに宮部は勇敢なパイロットではなかったと思います。しかし……優秀なパイロットでした!!」(伊藤)
「伊藤さん。直衛は攻撃よりも大切な任務だと思います……母艦を守る事は大勢の人の命を守る事だからです」(宮部久蔵)
「上海から戻って大村に行く前に結婚したのです。新婚生活はたった一週間でした……」
「真珠湾攻撃に参加するとわかっていたら……結婚はしませんでした」(宮部)
「今日眼の前で、艦攻が自爆するのを見ました」
「被害状況を把握し帰艦をあきらめ、自爆を決意したんです……彼らの笑顔はすがすがしく、死にゆく人間の顔とは思えなかった」(宮部)
「私は死にたくありません」
「私には妻がいます……妻のために死にたくないのです……自分にとって、命は何よりも大切です!!」(宮部)
「私は帝国海軍の恥さらしですね」(宮部)
「あの頃の私達は、現代の条理の世界ではありません。死と隣り合わせの世界というか……生の中に死が半分混じり合った世界で生きていたのです」
「死をおそれる感覚では生きていけない世界なのです……」
「なのに宮部は死をおそれていた……彼は戦争の中にあって、日常の世界を生きていたのです。なぜそんな感覚を持つ事が出来たのでしょう」(伊藤)
「誤解しないでもらいたいのですが、宮部の信念を非難しているのではありません。ただ……宮部のあの時の考えは、立派であるとは決して言えない」
「戦争は一人で戦うものではない……時には自分を犠牲にして戦わねばならない……わかりますか、これ!?」(伊藤)
「私! 戦争の話をきちんと聞く……って、とても大切な事じゃないかと思うんです」(愛澤海波)
「空母がいませんでした」
「我々が今日やったように、いずれ米国の空母が我々を襲ってきます。そのためにも空母を叩いておきたかった」(宮部)
「(敵空母と)まともに戦えば! まず……我が方の圧勝と思います!!」(宮部)
「戦争をしている人達……いや、戦争をしなければならない人達の気持ち……が今の僕にはまだわからない」(佐伯健太郎)
「昭和16年12月10日、マレー沖海戦。艦載機に比べ鈍足の爆撃機が、イギリスの誇る新型戦艦『プリンス・オブ・ウェールズ』を航空機の攻撃だけで撃沈した」
「それまでの艦船同士の決戦から航空兵力主体の戦い方へと、世界の海戦のあり方が大きく変わってゆく……」(健太郎)
「あの頃の私達・日本海軍は連戦! 連勝!!」
「太平洋を縦横無尽、向かうところ敵はなし!」
「そんな見くびった気持ちで大国アメリカと戦争をしていたのです……完全な驕りです」(伊藤)
「なぜこんなのんびりとした事をやっているんだ。すぐに攻撃しないと……」
「沈めなくたっていい!! とにかく先手を取らないと……」(宮部)
「ではなぜ最初の雷装を爆装に変更したんです!?」
「一番の目的が空母なら、雷装のまま敵空母発見の報を待っているべきだったんです」
「今……攻撃されたら、爆弾と魚雷がむき出しです。巨大な火薬庫が……浮かんでいるようなものではないですか!!」(宮部)
「それはまっすぐに降りてきました」
「まるでそれは、審判を告げる天空の使者。米空母エンタープライズのTF16爆撃隊マクラスキー少佐、ドーントレスSBD急降下爆撃機4機。奴が襲ってきたのです」
「瞬間──私達は悟りました……もうダメだと。空気を切り裂く乾いたその音は、私達の油断と驕りを……地獄のそこで嗤う鬼の声。戦争の歴史を大きく変えた、一撃です」(伊藤)
「運命の5分間。その結末はあまりにも有名です。そして、惨めなものです」(伊藤)
「あと5分猶予があれば!? 我々日本海軍はミッドウェーで勝利していた。あれは運が悪かったのだ……と言われているが、それは嘘です」(伊藤)
「僕はこの時初めて実感した……祖父──宮部久蔵は、歴史の1ページに登場する、生きた人間だったのだと」(健太郎)
「ソロモンの海こそが搭乗員の墓場。ラバウル転属の辞令は、地獄への片道切符と言われていたんです」
「宮部はそんな地獄の戦場で一年以上も生き残ったと聞いています。もしかしたら臆病ゆえに命をながらえる事が出来たのかもしれませんね……」
「さきほどの話ではないですが、空の上では勇敢な者から死んでいく世界ですから……」(伊藤)
「終戦直前に、宮部のような熟練搭乗員までも特攻機に乗せるとは……」
「ヒドイ話ですが、特攻で散った多くは予備学生と若い飛行兵です。それは……体当たりするだけの搭乗員なら、彼らでいいという事だったんです……」(伊藤)
「あれほど生きて帰りたがっていた宮部に、特攻の出撃命令が下された。それも8月終戦間際に行われるとは……どれほど……悔しかった事だろうか……」(伊藤)
「時が流れ……戦争の真実を語ってくれる人達がこの掩蔽壕と同じようにみんないなくなってしまったら……世界がまた戦争をしてしまうような気がして……私は怖いです」
「そんな事は絶対にない……って、言える自信のない私が怖いです」(海波)
最後まで読んで頂きありがとうございました。