アニメ「安達としまむら」島村抱月の名言・台詞をまとめていきます。
安達としまむら
1話
「やっばい、ドキドキしてる」
「いろんなことに翻弄されないこの時間は、居心地がよくて」
「その次は、私の考える次と全然かみあわないだよね~」
「安達と悪いことを共有するのは適度に楽しい。相手が安達だからハマったのか、それとも単にいけないことをしている感覚に酔っているのか」
「答えはすぐ出るけど、今はぼやかしておこう」
「ただ、距離っていうのは、一概に近ければいいというものでもない。近すぎれば反発して、すれ違うことだってある」
「人付き合いとは、素潜りだと思う」
「深く深く沈んで、様々なものが周りから無くなって、息苦しくなった後、また海面を目指す。そして、海面に顔を出して、一呼吸したら、再び深く潜っていく」
「そんなことを繰り返していれば……」
「今日授業うけよう、と、今日一緒に帰ろう、ならどっちがいい?」
「斬新な質問だね。じゃあ、安達の家からでいいんじゃない」
「二人乗りは悪いことなんだぞ~」
「それもそうだ。いや~、不良ってお得だね」
「学校の外で時間をつぶしてから一緒に帰るって、やっぱり変だ。絶対に変だけど、その提案が何となく面白くて、高揚して」
「私達はどちらも不真面目だからな~。むしろ深みにハマっていく感じだった」
「安達について知らないことは山ほど合って。時々それを歯がゆく思う。多少なりとも分かってるのは、自分のことだけだ」
「昨日ここでワイワイにぎやかにしていた、日野と永藤を見てつくづく感じた。ああいうのは求めていないと」
「かすかな高揚感が私に、翼を与えた」
2話
「いい未来を釣りたい。そのためにはまず、釣り糸をたらさないと始まらない」
「人といることは、ほんの少し苦痛を伴う」
「だけど、そうした負の面の隙間に、幸せは転がっている」
「そもそも人生は何が合っても変わらない。未来は誰も知らないのだから、変えようが無いのだ」
3話
「こういう後悔めいたものは昔から経験してばかりで。そして、全く活かせていない。自身の関心の希薄さには、薄々だけど自覚があった」
「時々、自分の指先が、細く薄っぺらに見える。そういう時は決まって気分が悪い。今はどうなんだろう?」
「どっちかなんて聞かないで欲しい。こんなことが続いて、疲れないはずが無い。私が少しずつ削れていって、摩耗していく感じだ」
「でも、一人は退屈だ。それは孤独よりずっとつらい、耐え難い病気だ。それに対抗する薬は、人との間に生まれる、見えないものしか無いんだろう」
「だから私は、これからも摩耗していく。自分を保つために、少しずつ失っていくのだ」
「上手くいかなくてたくさん傷つけても、恨まないで」
4話
「安達? お~、運命! 日本は狭い。まさか安達の母親と、こんな所で会うなんて」
「どっちが正しいかなんて分からないから、正しいと決めるために勝負しましょう」
「サウナに最後まで残っていた方の勝ち。私が勝ったらこっちが正しいので、今日だけ、子供にいい母親面してみて下さい」
「そんなの知らないよ」
「やっぱりたった一日じゃあ変わらないよ、何も」
「ああいうの苦手だよね?」
「嫌だったら、もう誘わないよ」
「安達は甘えん坊だな」
5話
「何で私なんだろうね?」
「でもさ、子供の時はもっとバカで奔放で、あんなのでよく生きていられたな~って、呆れるよ。肩こりとは無縁なんだろうね」
「何でと言いそうになり、言葉を止める。何でクリスマス? 何で私と? 何でと聞いてしまうと、私達の関係の脊髄が、ぐにゃりと曲がってしまいそうな気がした」
「安達は家にいて、クリスマス気分を味わったことが無いから、そこで私に頼んだ、といった所で納得させてもらいたい」
「だって態度といい赤面といい、これではほとんど、告白と一緒じゃないか?」
6話
「次回からは、つないでいい、とか、ちゃんと聞くように」
7話
「一番だよと伝えても、安達は、さして喜ばない気がした。私の一番と安達の一番は、同じ言葉でありながら、高さが異なる位置にあるのかもしれない?」
「私にとって毎日というのは、灰色が永遠と縄のように続くもので。だけどこの日、2月4日、そこから始まる10日間は、灰色の毎日に少しだけ、彩りを与える」
8話
「安達は気負いすぎというか、テンション高すぎというか。もしかしたら、私も安達もバレンタインを、大げさに考え過ぎているのかもしれない」
「しかし安達。君は初期とずいぶん性格が違うな」
「こういう姿を見ていると、安達が私に、何を求めているかが分かる。寄りかかって受け止めてくれるものだ。それは以前、体育館の壁だった」
「でもいつの間にかその対象が、私へと移っていた。どうしてそうなった、と思わないこともないが、今、安達とこうしていることこそが、確かな事実なのかな」
「季節は巡る、私達もその流れに乗る。それでいいと思う」
9話
「変わったどころか、昔の自分なんて、別人にしか思えない。底抜けに明るくて人懐っこくて、バカで自由で。樽見は、そんな私を期待していたのだろうか?」
「だからこうして樽見といるのは、正直、ぎこちない。少し違うけど、安達になった気分だ。そっ、現実は思い出ほどしなやかに変化しないものだ」
「(樽見は)本当は、もっといろいろ楽しみにしていたんじゃないかと思う。いろいろ何かが起きるはずだったんじゃないかと思う」
「だけど現実にあるのは、億劫にすら感じる、重い空気ばかりで。悪いのは、多分私なんだろう」
「私は、今を捨てられない。簡単に人は、自分を変えられない」
「私の過去は、茨でつながっているから」
「触れると、あの頃の未熟な自分に、傷つけられてしまう。それでも、茨に、手を伸ばしてみたくなる時だってある。トゲが刺さり、血を流すことになっても」
「キャンペーンに応募する時にね、パッっと安達の顔が浮かんだから、それっぽいメッセージにしてみた」
「無言でいきなり抱きつくの、禁止ね!」
10話
「安達って、時々犬っぽい顔になるね?」
「(2年からクラスメイトの)3人はすぐに自己紹介してきたけど、早口で聞き取れなかった」
「その後もたわいもない話が続いたが、正直思い返してみても、何を話していたか覚えていなかった」
「こう振り返ってみると、私は継続しない。人間関係をほとんど持ち越さない薄情な奴なのかもしれない。けど、私はこう考える」
「どこまでも共に流れていくほど、強い関係は滅多に無い。運命の川に長く浸れば、絆もふやけて、ちぎれてゆくものだと」
「(樽見と)会ってどうなるんだろう? なんて思ってたらダメなんだろうなぁ? 安達と出かける時はそんなこと思わないのに。いろいろあるんだろうなぁ」
「つくづく、私は薄情な奴だ。面と向かっていてもなお、どこかで距離を取ってしまう自分がいる」
「ちょっと、疲れただけ……」
「昔の樽ちゃんはああだったし、その時の私もそれに着いていけた。むしろ私の方が、不自然なのかもしれない」
「私って、何だろ?」
「一学期が始まって二週間。いつものように授業を受け、購買でパンを買い、友達もどきとご飯を食べる。いつもと同じ時間が過ぎてゆく」
「ただ一つだけ違うのは、私の前に、安達の姿が無いことで……」
11話
「何でみんな、私と手をつなぎたがるんだろう? 私がどこかへ行ってしまうとでも思われてるのかな?」
「やきもちってやつ……困った子だなあ」
「まあ何、どんな形でも誰かに大事に思われるのは、悪い気はしないよ」
「安達と一緒にいると、私の可能性は固定される。共に歩く相手を限定すれば、選択は……淘汰されていく」
12話
「羽虫みたいな落ち方だ」
「なるようになるさ」
「祈りというものは、どれほど現実に立ち向かえるのか?」
「その効果のほどを知ることも含めて、結果が楽しみだ」
「いつか、そういつか、明確な想像が出来なくとも、避けられない将来、春休みなんて無い世界、もしかすると、隣に誰もいない未来」
「私にも、望まなくとも満開の桜を見上げながら、春の道をゆく日がやってくる」
「それまでは、目の前に咲く桜に満足するのも、悪くない。悪くないと確信するのだ」
「4月末、もうどこにも咲いていない。だから私は、安達に桜を求める」
最後まで読んで頂きありがとうございました。