「なせば大抵なんとかなる」
アニメ「結城友奈は勇者である」で主人公・結城友奈が所属する「勇者部五箇条」の一つ。
この言葉について、いろいろ考えていく。
状況の説明
讃州中学2年・結城友奈は、「勇者部」に所属する女の子。
勇者部とは「みんなのためになることを勇んで実施するクラブ」
3年の先輩・犬吠埼風は部長として、「勇者部五箇条」を決めていた。
一、挨拶はきちんと
一、なるべく諦めない
一、よく寝て、よく食べる
一、悩んだら相談!
一、なせば大抵なんとかなる
五箇条の最後に書かれているのが今回の名言となる。
感想と考察
初めてのことをする時は、緊張するものである。
またどうなるかも不安になり、心配は尽きない。
しかし終わってしまえば、「思ってたより上手くいく」ことは多い。
そのため「なせば大抵なんとかなる」は、一面の真実である。
しかし「なせば絶対なんとかなる」では、問題が大きくなる。
なんともならないことは、意外に多いからだ。
注意しないといけないのは、「なんとかなる」と思ったことだけ「大抵なんとかなる」こと。
これと同じこととして「勇者部五箇条」の一つ、「なるべく諦めない」がある。
諦めることがいいとは思わない。しかしどうしようも無いことは、諦めるのが好ましい。
これも「諦めてはいけない」と思ったことだけ、諦めないことが好ましい。
それでもあくまで「なるべく」である。
人は張り詰めると、思考の柔軟性が失われてしまう。
逃げ道が無いことも、同様の思考に陥ってしまう。
世の中には「背水の陣」のように、逃げ道を無くすことで力を発揮する例もある。
しかしそれは最後の手段であり、最初から使うのは明らかに間違っている。
人は逃げ道があるからこそ、真の意味で頑張れるのである。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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